こんにちは、
オンライン経理・事務・庶務代行サービス
「そこそこ使える事務員ゆーこさん」です。

本日はついにゆーこさんのディープな趣味の話を解禁しようと思います。

ゆーこさん、実は、、、
仏像が好きなのです！！！！！






仏像好きと言っても
宗教的な興味は極めて薄く（それもどうかと思うが）、
芸術作品としての仏像がたまらなく好きなわけです。

そのため各地の、仏像が有名なお寺を巡るのが趣味
奈良、京都はもちろんよく行きます。
ただ、実際にお寺にある仏像はたしかに「現場」のパワーがすごくて
足を運ぶ意味はあるのですが、
正直、美術品として細部を観察するには、
距離もあるし薄暗いしでよく見えないことが多い。

その点、博物館で行われる仏像展は、360度、ヨダレが出るほど近くで
仏像を観られるので大好きです。
東京や京都の博物館で仏像展示があると聞けば、すぐ行っちゃう、うふふ。

先週は週の中盤からすでに「仏像見たい欲」が高まっていました
お酒好きが週末の飲み会を楽しみにしているのと同じ現象です（笑）
でも今週末は博物館まで遠出する余裕はなかったので、
さくっと「三ケ日の摩訶耶寺」に行ってきました！




摩訶耶寺、ひっそり、こじんまりとしたお寺ですけど、何気にすごいのです。
国指定重要文化財の千手観音像やら
源頼朝の念持仏の愛染明王像があったりして、
それがかなり無造作にかざられている（笑）
参拝客もほぼいないから、至近距離でジロジロ見放題です。



中でもゆーこさんが愛してやまないのが「不動明王立像」。
これも国指定重要文化財。
平安時代の作で、けっこう傷んでます。サイズもたいして大きくない。
でもね！注目ポイントが「木目」なんです！

重要文化財に指定されるような木造の仏像というのは、
たいてい木目をうまく活かしながら作られています。
仏像って画像が載せられないので（撮影禁止）うまく説明できないけれど、
よくあるのが仏像の頬の部分や、腕のひじの部分に
木目のこーゆー部分　↓　↓　を持ってきて、



「筋肉や関節の動き」を表現するんです。



この「木目を使うこと」の何がすごいって、
歴史の古い木造仏像は「一木造り」と言って、
木片を継がずに1本の木から彫り出す作り方が主流です。
つまり、

「作り出す前から木目の場所と仏像にしたときの利用方法を
計算していないと出来なくない？」

それってすごくないですか？！！

それで、話は摩訶耶寺の不動明王立像に戻りますけど、
このお不動さまも一木造りですが、
なんと「頭の先から足先まで、木目がびっちり」なのです。
頬のふくらみも、左右の胸筋も、腕の二の腕もひじも、脚のすねも、
とにかく全部、全部、そりゃ〜見事に動きにマッチした木目が入っているのです。

しかも作られた当時、もし表面にがっつり彩色が施されていたとすると、
正直木目の利用なんてほとんど見えず、
作った仏師の自意識の塊でしかなかったかもしれません（言い過ぎw）

それなのに、このこだわり！
オーマイガーな仕上がりなのですよ！
どうやって作ったのか訳わかりません。

「仏」なのに造りが「神」がかっている！（不謹慎）




。。。まぁ、こんなことに興奮してるの、私くらいだと思うけど（笑）




このお不動さまを見るのは2回めなのですが、
初めてみたときはあんまり興奮したものだから、
誰かに話したくてたまらず、
当時小学生だった息子に切々と木造仏像の木目の素晴らしさについて説きました（笑）。

そしたら案外ノッてきてくれて（さすが我が子）、

「もはやそれはさぁ、作りたい仏像用に、
　理想の木目の木を育てるところからやってるんじゃない？」

と言ってくれて、夢は広がるばかりでございます。
（ホントはどうなのか知りませんけどね、笑）

そんなわけで、ゆーこさんのプライベートな夢は、
「仏像彫刻を学ぶこと」です。
実際に作ってみて、仏像の良さをもっと知りたい！



そのうち、自宅で夜な夜な仏像を彫る、
「宮本武蔵」みたいな女になるかもしれませんが、
静かに見守ってやってください。おほほほほ



さて、お不動さまの素敵な木目を堪能したので、
ゆーこさんは元気よく月曜日をむかえられそうです
仏像木目パワーで来週もお仕事がんばるぞー。

本日は七夕！ゆーこさんのお願いごとは、もちろん
「仏像が彫れるようになりますよーに！」



これからも、ベテラン事務員ゆーこさんの活躍に期待してください。